少し前までは、介護職は正社員以外の働き方はあまり見かけませんでした。しかし2017年からの法改正から、フリーランスで介護職として働く人が増えています。原因は、慢性的な人材不足です。離職する人たちの原因には、長時間働くことができない家族の事情などもありました。週に2回は働けるけどフルタイムは難しい、というような状況です。介護保険の規制緩和により経験がある人や資格を持っている人は、フリーランスという形で介護施設で働くことが出来るようになりました。
介護施設では、介護保険の点数に応じて介護職の人数などが定められています。介護職も介護保険が適用となる業務ばかりを行なってしまいますが、それでは利用者の高い満足度は得ることが出来ません。最近では「混合介護」という利用者の全額負担と介護保険の適応部分が混ざった介護という形が出来上がりつつあります。
介護職の仕事をフリーランスで働くメリットは、自分の都合に合わせて働き方を変えられる点です。また、利用んは介護保険が適用外でも求められるほどニーズが高い内容ばかりです。一人暮らしをしたことのある方なら想像がつきますが、決められた日中の時間帯だけでは一人で暮らすのは困難です。フリーランスとして働くことでお互いのニーズがマッチします。これは時間に限ったことではなく業務内容にも言えます。デメリットは、フリーランスは個人事業主としての事務処理や責任が伴うことです。アルバイトではないので、利用者との直接契約や支払い回収など業務外のこともしなくてはなりません。